高品質なレザーアイテムを実現する、ポレーヌ製品の重要な製造工程をご紹介します。
クラフト
職人手作りのみによる生産
パターンの作成
裁断
革漉き
接着工程
トリミング
パタカブラス(Pata cabras)
組み立て工程
エッジの仕上げ
ポレーヌのレザーアイテムは、クリエイティブなデザインと職人による手作りのコラボレーションによって生み出されています。デザイナー、モデリスト、マケット職人が緊密に連携し、バッグを作るためのパターンを作成します。職人は経験により素材を熟知し、革の仕上がりをオリジナルのデザインにできる限り近づけるよう、デザインを調整します。ポレーヌのデザインの象徴であるプリーツを実現するには、この有機素材の自然な仕上がりを予測するための、皮革製造に関する深い知識が必要となります。
パターンが決まったら、製造作業に入ります。タンナーから送られてきた革は、専門の職人によって一枚一枚検品・評価されます。完璧なアイテムが製造されるように、革表面の欠点がある箇所を避けて裁断されるよう、職人の緻密な作業で、不具合がでる可能性のある部分を特定します。 その後、革と補強材は裁断職人の手に渡り、プレス機やレーザー裁断機でバッグの各パーツを切り出していきます。
革は天然素材であるため、厚さにはバラつきがあります。完全な製造を実現するために、各レザーパーツはミリ単位で平らに調整されます。
接着工程で革に補強材を追加し、必要とされる堅さやしなやかさを実現します。革に求めるしなやかさとホールド感を持たせるよう、適切な補強材を選択するには、度重なる試作テストが必要となります。
トリミング工程では、品質を確保するため、レザーパーツを組み立てる前にそれぞれのパーツの縁を整えます。この工程を経ることで、素材の不要な部分が取り除かれ、滑らかなラインときれいなステッチを作ることができます。
ウブリケの革職人の象徴的な道具であるこの小さな木製のハンマーは、革を平らにして柔らかくし、適度なしなやかさを与えます。職人たちはそれぞれ自分のパタカブラスを所持して大事に使用し、引退後は後継に選んだ職人に受け継いだり、ウブリケのレザー博物館の天井に吊るしたりしています。
組み立て工程には複数の工程があり、徐々にバッグにボディと命が吹き込まれていきます。ハンドル、ポケット、留め具、裏地など、バッグの制作に必要なさまざまなパーツをまとめていきます。縫製は手縫いか、職人によるミシン縫いにより施されます。
バッグのエッジの丁寧な仕上げにより、ポレーヌのモデルの精密な曲線が際立ちます。卓越したディテールにこだわり、エッジにコーティングを施し、さらにペイントで仕上げます。この工程では、完成間近のバッグの複雑な輪郭を正確に描くために、非常に高度な技術が必要となります。